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模型用のステッカー屋さんを細々とやってる男の絵日記

ついカッとなって

090513-1.jpg

この車が居るという事は即ち113系が来ない事を意味してしまう訳ですが、
そういう部分での固い事は言いっこナシというスタンスにて
あのちょっと可哀想な感じのセコハン車を、ちょっとムリして15両揃えた訳なんですが。

とある方からの情報で
「幕ちっちゃいよ・・・」という悲痛な叫びが。
見ると確かにE231と同じ穴が。

たぶん、このままだと「小田原」とか張れない。
穴に合わせたシールを作っちゃえばいいと言う方もありましょうが、
商売としては「タイプ製品」という事でアリかも知れませんが、
自分のモノでそれは受け入れ難い。
方向幕というモノは文字の大きさまで含めてのデザインであって(以下自重

理論上、小さい穴は拡張してしまえばよろしい。
でも1編成で30箇所か・・・1日1個として、1か月。

手を出しあぐねていた訳ですが(キレイにできそうな気がしなくて)
しかしやっぱり目立つ部分違うのに段々腹が立って来まして、
本日ついにカッとなった訳であります。

油目の、先細りのヤスリの横と針ヤスリでもってやっちまいました。
幅を4.3mm、天地を1.2mm・・・にしたかったんですが
模型の方は若干幕板が狭い様で、1.2にすると雨樋と継ぎ目の間がぜんぶ
開口部になってしまうので程々の所、おおむね1.0~1.1mm程度で止めてあります。
これならギリギリで張れるであろうと。

ちなみに、帯はカッターで削っただけです。
面相筆でタッチアップすればそれなりに見られる様になると思います・・・よ?

E217は面倒でも加工でなんとかなりますが、
E233はそうもいかない様です。印刷をキレイに入れる為か、
国鉄サイズに拡大されてるらしい。

ほんとにNゲージはいつまで経っても・・・です。
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はりかた

ウチの商品を買う様な酔狂な方は、ステッカーの張り方ぐらい熟知されているだろうと、
これまでHow to的な記事は作っていなかったのですが、
思う所がありまして、とりあえず手持ちの373系に張っている所を写真に撮ってみました。

作業工程を1コマずつ写真に撮るのは、実は初めてではなかったり。
以前、仲間内で小田急の9000系を1両ずつ本気で作って6両編成にしてみよう、という企画が
飲み会の席で持ち上がり、戸袋窓をどうするかで議論になった事がありました。

そこで、前に実験的にやった「スジボリ+窓拡張」という工法を提案した所、
「え~・・・そんな事僕達にはとても」と言われてしまい、じゃーやり方を事細かに撮影して
アップするから要らない側板とかで挑戦だけしてみな、という事で
スジボリやらヤスリがけやら撮った事があるのです・・・が。

人間の腕は2本しかないので、ブツを持つ左手と、工具を持つ右手のどちらかを使わないと
シャッターが押せない。結果、どうしても撮れない画があったりする訳です。
(ここら辺の事は「Nゲージ蒸気機関車」さんにも書かれていましたが)
そんな訳で、アートナイフの柄を口でくわえるハメになりました。
そうやってどうにか撮った写真。

DSCF2028.jpg

人間、やればなんでもできるもんだ!!

いちおう、事前に手は洗いました。
工場(と呼ばれる部屋)のすぐ隣が風呂場なので・・・そうそう、裁断とか袋入れの前にも
いちおう手は洗う様にはしていますよ。それでも指紋は残りますが。典型的家内制手工業!!

DSCF2044.jpg

本当は、ステッカー張る前に、窓の断面に黒を差すとカッコいいかもです。373。
この模型を見てると、同じレベルで211-5000とか313系が欲しくなります。


ところで、件の作業工程初撮り裏ページがまだ残ってましたw おヒマならどうぞ。
小田急9000系戸袋窓加工の頁
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おーとり

Author:おーとり
鳳車輛製造
【おおとりしゃりょうせいぞう】
模型用のステッカー
つくって売ってます。

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